影山の木曜カフェタイム
2026年6月4日 18:30

こんにちは。影山知明です。
木曜カフェタイム、10回目の投稿となります。
いよいよ2桁の大台に乗ります!(やった)
いつもお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
これからもますます気ままに書いていこうと思います。
セキュリテは、クラウドファンディングなんですか?と聞かれることがあります。
多くの人(crowd)から、比較的少額の資金を集める(funding)仕組みであるという点ではセキュリテも間違いなくそうですから、やはりそうだと答えることになります。
ただ現時点では、クラウドファンディングという用語の中にさまざまな方式のものが含まれる、そのグループの中で同じように扱われてしまっていいのかという葛藤もあるというのが正直な気持ちです。
分かりやすい違いは、セキュリテは「出資型」であるという点です。
この点は、他のそれらの多くが「寄付型」であったり「購入型」であったりすることと仕組み上、大きな差異にはなります。
でも、クラウドファンディングに参加する人からすると、大事なのはある事業を応援したいと思うかどうかなのであって、仕組みはあんまり関係ないという感覚もあるんではないかと思います。
ただここの差は、1~2度実際に出資を体験してみていただくと、無視できない差となって
感得されることでもあるんではないかと思っています。
この辺はもちろん個人的な差異があるところだと思いますし、ぼくの思い入れゆえ、どうしてもセキュリテ寄りの物言いになってしまう点はご容赦いただきたいのですけど、「寄付型」や「購入型」の場合、続けるのが難しい。
2つ理由があると思っています。
1つはお財布的な事情。もう1つは距離の近さです。
お財布的な事情はやはり馬鹿になりません。
多くのクラウドファンディングでは資金拠出への見返りとして「特典」「リターン品」が設定され、経済的には等価の交換に近いことも多く、必ずしも損をするわけではないのですけど、それでもお金としては減るという面があるのは事実です。
ですので、気持ちはあっても、それほど多くの件数×金額をクラウドファンディングに費やせないという方も多いのではないでしょうか。
これは構造的には、資金調達する事業や取り組みが、経済的に自走可能な段階に達していなかったり、あるいはそもそもそうした経済的な自走が難しい分野であったりするということの表れでもあり、そうした財務的なリスクを応援者が負担しているという言い方もできるだろうと思います。
その点セキュリテでは、いくつかの例外はありますけど(そしてそれらが大事な例外であることも多いですけど)、基本的な前提は「経済的な事業として持続可能である」事業者を応援するということで、事業が計画通りに進捗すれば、出したお金が相応に戻ってくる仕組みになっています(注リスクはあります!)。
そういう前提であるとすると、使えるお財布の出所がちょっと変わってきて、どこかの口座に眠らせてしまっている資金(の一部)を、いきた形で活用してもらおうという気持ちになる方も中にはいらっしゃるんじゃないかと思います。
もう1つは距離の近さです。
「顔の見える関係」だからこそ、応援の気持ちに基づいてお金が動くということはもちろんあります。それはいずれのクラウドファンディングでも大事にしていることでしょう。
ただ「近すぎる」のはあまり持続的でない。
特に縁故的な募集に偏ったクラウドファンディングの場合、応援をする/してもらうことが日々の人間関係に微妙な影響を与えることがしばしばあります。
それらの中には前向きな影響ももちろんあるでしょうが、そうでないもものある。そして少なくともそうして感情がざわめくことは、それはそれでストレスには違いない。知人・友人といった人間関係の中で、頭を下げたり下げられたりする体験は、やはり決して小さなことではないのです。
その点セキュリテでは、ほどよく距離があります。
セキュリテという<市場(マーケット)>に10万人近い会員の方がいて、そこでのマッチングを目指します。
知人・友人、縁故ではない方からの出資割合の方が大きいファンドもたくさんあります。
かと言って、この市場(マーケット)でやり取りされるのは数値的・記号的な<情報>ばかりでもなく、お互いの<熱>のようなものもそこには多分に含まれ、むしろ出資をきっかけとして「顔の見える関係」が育まれていったりもする。
「不特定多数」ではなく、かといって「特定少数」でもない、「特定多数」。
これくらいの距離感だからこその心地よさというものもあるんではないかと思うのです。
〜2022.7.28 配信「木曜カフェタイム」〜
【Special Archive Collection】「木曜カフェタイム」記事の一覧はこちらからご覧いただけます。
※ この記事は、2022年当時にメルマガで配信されたエッセイのアーカイブ公開です。文章内の出来事や、影山知明氏の役職(当時:副社長COO)をはじめとする各種情報は、すべて当時の状態のまま掲載しております。あらかじめご了承ください。
※ 影山知明氏の最新の活動は「ぶんじキャピタルマーケット」をご覧ください。
vol10.【セキュリテは、クラウドファンディングか?①】| 2022.7.28 配信「木曜カフェタイム」

こんにちは。影山知明です。
木曜カフェタイム、10回目の投稿となります。
いよいよ2桁の大台に乗ります!(やった)
いつもお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
これからもますます気ままに書いていこうと思います。
セキュリテは、クラウドファンディングなんですか?と聞かれることがあります。
多くの人(crowd)から、比較的少額の資金を集める(funding)仕組みであるという点ではセキュリテも間違いなくそうですから、やはりそうだと答えることになります。
ただ現時点では、クラウドファンディングという用語の中にさまざまな方式のものが含まれる、そのグループの中で同じように扱われてしまっていいのかという葛藤もあるというのが正直な気持ちです。
分かりやすい違いは、セキュリテは「出資型」であるという点です。
この点は、他のそれらの多くが「寄付型」であったり「購入型」であったりすることと仕組み上、大きな差異にはなります。
でも、クラウドファンディングに参加する人からすると、大事なのはある事業を応援したいと思うかどうかなのであって、仕組みはあんまり関係ないという感覚もあるんではないかと思います。
ただここの差は、1~2度実際に出資を体験してみていただくと、無視できない差となって
感得されることでもあるんではないかと思っています。
この辺はもちろん個人的な差異があるところだと思いますし、ぼくの思い入れゆえ、どうしてもセキュリテ寄りの物言いになってしまう点はご容赦いただきたいのですけど、「寄付型」や「購入型」の場合、続けるのが難しい。
2つ理由があると思っています。
1つはお財布的な事情。もう1つは距離の近さです。
お財布的な事情はやはり馬鹿になりません。
多くのクラウドファンディングでは資金拠出への見返りとして「特典」「リターン品」が設定され、経済的には等価の交換に近いことも多く、必ずしも損をするわけではないのですけど、それでもお金としては減るという面があるのは事実です。
ですので、気持ちはあっても、それほど多くの件数×金額をクラウドファンディングに費やせないという方も多いのではないでしょうか。
これは構造的には、資金調達する事業や取り組みが、経済的に自走可能な段階に達していなかったり、あるいはそもそもそうした経済的な自走が難しい分野であったりするということの表れでもあり、そうした財務的なリスクを応援者が負担しているという言い方もできるだろうと思います。
その点セキュリテでは、いくつかの例外はありますけど(そしてそれらが大事な例外であることも多いですけど)、基本的な前提は「経済的な事業として持続可能である」事業者を応援するということで、事業が計画通りに進捗すれば、出したお金が相応に戻ってくる仕組みになっています(注リスクはあります!)。
そういう前提であるとすると、使えるお財布の出所がちょっと変わってきて、どこかの口座に眠らせてしまっている資金(の一部)を、いきた形で活用してもらおうという気持ちになる方も中にはいらっしゃるんじゃないかと思います。
もう1つは距離の近さです。
「顔の見える関係」だからこそ、応援の気持ちに基づいてお金が動くということはもちろんあります。それはいずれのクラウドファンディングでも大事にしていることでしょう。
ただ「近すぎる」のはあまり持続的でない。
特に縁故的な募集に偏ったクラウドファンディングの場合、応援をする/してもらうことが日々の人間関係に微妙な影響を与えることがしばしばあります。
それらの中には前向きな影響ももちろんあるでしょうが、そうでないもものある。そして少なくともそうして感情がざわめくことは、それはそれでストレスには違いない。知人・友人といった人間関係の中で、頭を下げたり下げられたりする体験は、やはり決して小さなことではないのです。
その点セキュリテでは、ほどよく距離があります。
セキュリテという<市場(マーケット)>に10万人近い会員の方がいて、そこでのマッチングを目指します。
知人・友人、縁故ではない方からの出資割合の方が大きいファンドもたくさんあります。
かと言って、この市場(マーケット)でやり取りされるのは数値的・記号的な<情報>ばかりでもなく、お互いの<熱>のようなものもそこには多分に含まれ、むしろ出資をきっかけとして「顔の見える関係」が育まれていったりもする。
「不特定多数」ではなく、かといって「特定少数」でもない、「特定多数」。
これくらいの距離感だからこその心地よさというものもあるんではないかと思うのです。
〜2022.7.28 配信「木曜カフェタイム」〜
【Special Archive Collection】「木曜カフェタイム」記事の一覧はこちらからご覧いただけます。
※ この記事は、2022年当時にメルマガで配信されたエッセイのアーカイブ公開です。文章内の出来事や、影山知明氏の役職(当時:副社長COO)をはじめとする各種情報は、すべて当時の状態のまま掲載しております。あらかじめご了承ください。
※ 影山知明氏の最新の活動は「ぶんじキャピタルマーケット」をご覧ください。
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