「田んぼの人」
みなさん、こんにちは。
いつも宮寒梅を応援してくださりありがとうございます。
まだまだ連日暑い日々が続いていますね。
私の事務所には、扇風機一台があり毎日皆で取り合いになっていました(笑)
さて、そんな中春に植えた酒米が一面黄金色になり収穫が始まりました。
社長自らが酒米を栽培し醸造まで行うということはとても珍しいことです。
春には、投資家の方々にもご来社いたただき、酒米の田植えをしていただきました。
たくさんの方の気持ちが込められている酒米です。
最初に刈り始めた酒米は、美山錦。
宮寒梅の主力酒米でもあります。丈が長いのが特徴です。
大崎市も降水量が少なく、観測史上初の夏日を更新した日々で、
高温障害が心配されていました。
が、調査によると今年は例年並みから豊作のようです。
本当に嬉しいですね。
今月から来月上旬まで、社長は「田んぼの人」となります(笑)
これまでも酒造業と並行して朝は日が昇る前から、
終業後は日が暮れるまで田んぼの管理や草刈り等を行ってきました。
また、震災後より行ってきていた放射能検査も、
収穫した酒米全てで検査いたします。
宮城県内でも基準がとても厳しくなっており、基準値も昨年度より低くなっております。
当蔵の検査は全て宮城県公衆衛生協会に依頼しており、
書面にて検査結果をご報告してもらっています。
今年度収穫した酒米の放射能検査結果につきましても、
随時ご連絡させていただきます。
これが、美山錦の稲です。立派に育ってくれました!
そして、稲刈りと同時にいよいよ日本酒の仕込みも始まりました。
新しい蔵で2季目の醸造が始まりました。
昨年はまだ蔵の建設途中だったので、なんだかとても不思議な感情が湧いてきています。
蔵、米、水と向き合い、皆様のお気持ちに感謝しながら、
精一杯醸造していきたいと思います。
仕込みは、来年の春まで続く予定です。
また、今年の新酒は12月上旬に出荷が開始できそうです。
どうぞ、今後ともよろしくお願いします。