日本語教師とは(1)
2021年8月3日
広島 三原と世界を結ぶ日本語学校ファンド
出資していただいたみなさん、またご検討中のみなさんの中に、そもそも「日本語学校」とは?「日本語教師」とは?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この場をお借りして、三原日本語学校の状況をお伝えしながら、日本語学校や日本語教師のこともお伝えしていこうと思います。(長迫の私見がもとになっていることは最初にお断りしておきます。)
まず、日本語教師についてです。驚かれるかもしれませんが、実は、「日本語教師」という資格は存在しません(文化庁の「日本語教師の資格の在り方について」にもはっきりと書かれています)。
まわりくどい言い方ですが、日本語学校(これも別の機会に述べますが、正確には「日本語教育機関」です)の教員が満たしておくべき条件というものがあるだけなのです。これは「《日本語教育機関の告示基準》の教員要件」と呼ばれます。ご存知の方がいらっしゃるかもしれません。簡単にいうと、1)大学又は大学院で日本語教育を専攻した。2)大学又は大学院で日本語教育に関する単位を26単位以上取得した。3)日本語能力検定試験に合格した。4)学士の学位を有し文化庁が受理した日本語教師養成講座を受講した。このいずれかを満たしていることが要件になります。(以上の4項目と同等の能力があると認められる者との但し書きもありますが、具体的な条件は割愛します。)
これらは、くどいようですが「日本語教育機関」における教員要件です。
実際、校長である私も、教務主任も、韓国で日本語を教えていたときは上記の要件を満たしてはいませんでした。
私は日本文化論(細かい説明は割愛します)を専攻して食い詰めたO.D.でした。韓国で日本語教師をしようと考えたのは、日本の大学等で比較文化論の非常勤講師をしながら塾や予備校で国語を教えていた経験をいかして安定した職場に就職できる(当時は日韓関係も悪くなかったので)、あわよくば日韓比較文化論の研究者として日本の大学で常勤講師になれるかもしれないと考えたからにほかなりません。
こんな私がどうして校長として今回、学校を設置しようと考えたのか。これから、この場をお借りしてみなさんにお伝えしながら、日本語教師や日本語学校について分かりやすく(?)説明できればと考えています。(続く)
この場をお借りして、三原日本語学校の状況をお伝えしながら、日本語学校や日本語教師のこともお伝えしていこうと思います。(長迫の私見がもとになっていることは最初にお断りしておきます。)
まず、日本語教師についてです。驚かれるかもしれませんが、実は、「日本語教師」という資格は存在しません(文化庁の「日本語教師の資格の在り方について」にもはっきりと書かれています)。
まわりくどい言い方ですが、日本語学校(これも別の機会に述べますが、正確には「日本語教育機関」です)の教員が満たしておくべき条件というものがあるだけなのです。これは「《日本語教育機関の告示基準》の教員要件」と呼ばれます。ご存知の方がいらっしゃるかもしれません。簡単にいうと、1)大学又は大学院で日本語教育を専攻した。2)大学又は大学院で日本語教育に関する単位を26単位以上取得した。3)日本語能力検定試験に合格した。4)学士の学位を有し文化庁が受理した日本語教師養成講座を受講した。このいずれかを満たしていることが要件になります。(以上の4項目と同等の能力があると認められる者との但し書きもありますが、具体的な条件は割愛します。)
これらは、くどいようですが「日本語教育機関」における教員要件です。
実際、校長である私も、教務主任も、韓国で日本語を教えていたときは上記の要件を満たしてはいませんでした。
私は日本文化論(細かい説明は割愛します)を専攻して食い詰めたO.D.でした。韓国で日本語教師をしようと考えたのは、日本の大学等で比較文化論の非常勤講師をしながら塾や予備校で国語を教えていた経験をいかして安定した職場に就職できる(当時は日韓関係も悪くなかったので)、あわよくば日韓比較文化論の研究者として日本の大学で常勤講師になれるかもしれないと考えたからにほかなりません。
こんな私がどうして校長として今回、学校を設置しようと考えたのか。これから、この場をお借りしてみなさんにお伝えしながら、日本語教師や日本語学校について分かりやすく(?)説明できればと考えています。(続く)