もう家はいらない、買えないと思われてた方に 家と土地がついて約3万 タイニーハウスという選択肢⑥

2017年7月12日
住まいる介護トレーラーハウス 絆ファンド

今年の夏は非常に暑いそうですね、例年充分に暑いのに更にその上がやってくるのでしょうか?
迫りくる恐怖にも似た暑さを思いつつ先日やや時期を過ぎた葉っぱの増えたゴーヤーの苗を購入してしまいました。
今更植えたところでグリーンカーテンは愚かカフェカーテンにもならない高さかもしれませんけど…
皆さんはどのように最強の夏を迎え討つのでしょうか?
何か良い対策法あったら教えてほしいです!

こんにちは。ルクラ株式会社です。いつも当社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。
今回はこのシリーズの最終回、一物件としての賃貸アパートやタイニーハウスなのかという個人的な視点を超えてもう少しコミュニティー的な視点からタイニーハウスに何かできるかを考えてみたいと思います。

前回の私のブログで今の日本の若い世代は勤続年数や経験に年収が反映されにくく実家から独立する機会を逸しているのではという状況を取り上げました。
経済的に実家から出るのは不安、、、という方に単に安い住宅をお勧めするのではなく自分達でもマイホームが持てるんだ!という気づき、きっかけとしてのタイニーハウスもありますよ。
 

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<ルクラの展示場です。様々な大きなのトレーラーが並んで小さな街のようです>

 

コツコツ働き、住宅ローンを組んでいつかは大きな戸建てのマイホーム!も素敵な夢ですがタイニーハウスで物質的な所有にとらわれず、友人とのつきあいや趣味の多さを楽しむ方も増えてくるでしょう。
単身、小規模世帯が増えている今、住宅ローンの出費を敢えて他に使い食や、旅行、趣味を積極的に楽しむ生き方もとても素敵だと思います!

いつかは自分の家をと願う、若い世代だけではなく、いわゆる社会的弱者と呼ばれる様々な方へも縦割りの発想で福祉がバラバラに対応していたケースが多いかと思いますが、世代や立場が横断的に関わることで社会で自分なり個性や技能を活かして役立てる実感や居心地、世代間を超えた仲間と出会え、それが元気のもとになるという視点も大切です。

そんな時、頭にふと浮かぶのが落語の世界です。
昨今また空前の落語ブームですね。
背景には個人志向が行き過ぎた社会の反動なのか、江戸時代の庶民の生活の長屋文化のような世界への再評価があるのかもしれません。
何かと情報通で世話好きな旦那やご隠居とちょっとノロマで愚鈍だけど憎めない与太郎の駆け引きは落語の至るところで登場します。
彼らをそれぞれに単身高齢者だとか、○×の可能性ありとして今の世の中のように福祉行政的に線引きしてしまっていたら、あのようなイキイキとした会話は成り立ちません。

例えば「粗忽の釘」という噺では、引っ越ししてきた家族が箒をかける釘を打ったら、釘先が隣の家の仏壇の阿弥陀様を打ち抜いてしまうという件が出てきますが、物件的には決して恵まれた環境ではなくても、隣近所を巻き込むおおらかな笑い、相互肯定の信頼感や絆が社会の根底に存在しています。

江戸時代の生活環境の悪い物件に戻ろうというのではありません。
自分達でできる範囲のタイニーハウスを建てながら同じ目的を共有する仲間との繋がりを楽しもういうセルフビルド、しいてはそのような過程を共有しつつ色々な立場の人がごちゃまぜでコミュニティーをつくりあげようという包括的社会活動のような動きが今、地方でも都会でも広がりつつあるのです
。SNS社会だからこそ実現できる従来型縦社会の組織的な肩書やネームバリューではなくて、もっと横の繋がり、個人の価値観やいいね!を共有できるもの同士の緩くでもワクワクできるような新しい生活が日本の至る所で芽吹いているような気がします。
ルームシェアや、カーシェア等様々なシェリングエコノミーの普及も横繋がりの社会変化の一例ではないでしょうか?

先駆例の一つ、石川県のシェア金沢では学生向けのタイニーハウスの住居がありますが、そこの入居条件はコミュニティー全体へのボランティア活動が月30時間とのこと。
このような地域への関わりはかつては煩わしいと敬遠されてきましたが、あえてそのような趣旨に賛同し、協力できる学生を集めているという発想がとても斬新な気がしました。

最初は面倒くさいと思っていても、実際に関わっているうちに楽しくなったり、新たな発見があったり、このような個人レベルの意外な変化や発見が実は地域を元気にする大切な一歩のような気がします。
お年寄りや障がいを持たれた方、地元の大学生など様々な方々がごちゃまぜに生活しながら、お互いの持ち味を活かして生活している姿はとても楽しそうで示唆に富んでいます。

タイニーハウスに住まれて生活を楽しまれている方の多くは、自分の広い意味での家空間をコミュニティーに持たれているのかもしれません。
家のリビングは小さめでも家の外に仲間とシェアできる趣味や活動拠点があれば、それもリビングの一つになる、前述の落語でいえば長屋全体で一つの家空間という感じでしょうか。

 

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<ルクラの住居タイプの施工例KUTURO木です、開放的な空間が楽しめます>


試行錯誤のコミュニティづくりにおいてトレーラーハウスは基礎工事も撤去、解体作業も必要がなく、もしも不要となれば中古物件として売却も可能です。
状況次第、柔軟に対応できるフレキシビリティさは大いに利用価値があると思われます。
また一般的な建築が規制されている市街化調整区域でも設置が可能なので、コミュニティづくりの実験に活かせるメリットは多々あります。
一度は住んでみたいと思わせる話題性もあります。

今回は少し壮大な内容になってしまいましたね。
これからのコミュニティーづくり、地域振興は縦社会の閉じた発想ではなくて、横社会の連携が鍵になることでしょう。
そんな社会の流れにトレーラー、タイニーハウスも微力ながら貢献できればとても嬉しいです。
またルクラもそのような流れに敏感かつ実践される方々と沢山出会ってワクワクできればと願っています! 

 


ファンド情報

住まいる介護トレーラーハウス 絆ファンド
ルクラ株式会社
会計期間
2017年10月1日 ~ 2019年9月30日
一口
21,600
償還率
106.66 %
参加人数
164
調達実績
4,640,000
【ご留意事項】
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