地震乗り越え、御船窯さんから、最初のお皿が焼き上がってきました
『天霜の雫』ファンドの出資者の皆さま、そしてページを見てくださっている皆さま、こんにちは。
プロジェクト担当の大隅です。
先日予告していた、御船窯(みふねがま)さんにお願いしている「最初のお皿」が無事に焼き上がってきました。

まずは割れや歪みもなく、窯出しができたとのこと、被災されていたこともあり、ホッと胸をなでおろしているところです。
器をお願いしている御船窯さんは、熊本県御船町の、山あいの静かな場所にある窯元です。
作陶を担当してくださっている津金日人詩(つがね ひとし)さんは、土本来の温もりをそのまま生かすような器づくりをされています。
津金さんは特別な道具だけでなく、身の回りにある自然の石や木の枝を手にとって、ぽんと模様をつけたりされます。
「昔の人も、この石の形がいいなとか、この木の節が面白いなと思って模様をつけたんでしょうね」と話しながら、
自然から得た素直なインスピレーションを器に写していく姿がとても印象的です。
この器は、そんな、「いいな」と思う心だったり、感動であったり、いうなれば人間の原点を思い出させてくれます。
津金さんの生み出すこの器を、馬刺しとともに大切な人に届けたいそんな思いが強くなりました。
代表の鈴木と実際にお話を聞きに行き、見学させていただき、ご一緒させていただけることになりました。
この器ができるまでの試行錯誤
最初の一焼き目では、土の縮みや火の当たり方で割れが入ってしまったり、なかなか一発では決まりませんでした。
お肉がどう映えるか、手で持ったときにどうかなど、津金さんは、細かな調整を続けていただきました。
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御船窯さんにある登り窯は、県内でも数少ない貴重な窯のひとつです。 熊本地震で一度崩れてしまい、長い時間をかけてご自身の手で直された大切な窯なのですが、先日の7月28日の地震でも再び被害を受けられました。
大変な状況が重なるなかで、津金さんは淡々とした穏やかな表情で、こうお話ししてくださいました。
「もちろんこれまでの歩みもあるけれど、私たちが一番嬉しいのは、使ってくれる人が純粋に『このお皿、いいな』『これで食べてみたい』と気に入ってくれること。同情ではなくて、ものづくりの手触りそのもので選んでもらえるものを作りたいです」
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私たちの目指すもの、それは、遺していくもの。使い込むほどに味わいが増し、愛着がわくような器をお届けしたい。
食べた時の感動だったり、幸せな気持ちを思い出し、それがつながっていくこと。
この、津金さんの器は、素朴な土の力強さがありながら、手になじむ温かさがあります。
ぜひ、手にとっていただきたいです。
今回、 このお皿は、馬刺しを盛り付けて、はじめて1つの作品となるように創られています。
盛り付けたらどんな景色になるだろうかと、今からとても楽しみです。
また進展がありましたら、現場の様子をお伝えします。
(プロジェクト担当:大隅)