【買取型】売れ残りを出さないという思いと工夫

2026年5月3日
しゅんかしゅんかファンド

こんにちは、
エマリコくにたち代表の菱沼です。

この「お知らせ」では、これまで当社のビジネスモデルのキーポイントである「駅前型」そして「集荷型」の意義について解説してきました。今回はその第3弾ということで、「買取型」について説明します。

これに「鮮度明記」を加えた4つの要素が、『しゅんかしゅんか』を通常の直売所や八百屋さんとは少し異なるものにしているのですが、これらの要素は互いに連関しあっているのです。

今回は今までより少しマニアックな話になることをお許し願わなくてはいけません。
農産物直売所の「ある前提」に関わってくるからです。

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多くの中規模~大規模の直売所では、農家さんから品物を「委託」で集めています。
これは、どのくらい出すかは農家さんが決められるし、価格も農家さんが決められる。そのかわりに、売れ残りは農家さんのリスクなる、という契約です。
この契約方式は、市場出荷がメインだった少し前の時代、農家自身が価格を決められるということ自体が当たり前ではなかった時代、ひじょうに新鮮で歓迎されたものでした。
委託型にはメリットもたくさんあって(紙幅の関係で書きませんが)、じっさい、当社が運営するアンテンショップは委託式になっていてしっかり運営することができています。

しかし、「しゅんかしゅんか」を掲げる店舗はすべて「買取型」です。私たち小売店が売れ残りリスクを負います。
その代わりにどのくらいの量を取引するかは当社と農家さんの話し合いで決めることになります。(直売所以外の一般的な小売業はこっちなんですけども。他に委託式の方が一般的な小売業は書店くらいでしょうか。)

売れ残りリスクを負うことは大丈夫なの?

とうぜん、そのような疑問が湧くところと思います。
実際、昨日からnonowa武蔵小金井でのスポット販売が始まりまして6月末まで開催しているのですが、雨天やGWの人の流れの影響を読み違えて、在庫が溜まってしまっています。率直なところ、痛いです。

ですが、痛みがあるから成長できる、ということもあるわけです。

仕入れたものは売り切らなくてはいけない。その思いが、様々な工夫を生むことになります。
また、買取型では品物の所有権は私たち小売業にあります。品質の責任を負っているのは私たちお店なのです。言いかえれば、目利きの責任ですね。委託では、その責任の所在はあいまいになりがちです。
古今東西、責任があるところにのみ成長があります。

委託型の売り場は、どうしても切迫感にかけます。素晴らしい委託式直売所もありますが、小売店自身の努力が足りないいわば”売り場の場所貸し業”になっているお店もまま見かけます。

小売業のキモは、細かいノウハウの積み重ねです
ですから、1日1日、ほんの少しでもいいので、進歩することが重要です。
そのためには、売り切ろうという思いが現場に必要だと私たちは考えています。

そして、この方式が他のビジネスモデルのキーポイントと関係してくるわけです。
「駅前型」だと家賃が高いです。そこで私たちは販売マージンをより多くいただく必要があります。それとひきかえに、在庫リスクをこちらで抱えるということです。

「集荷型」は、農家さんが好きな量を好きな時に出す、という委託式と相性が悪いです。荷台は有限なので、何がどのくらい出てくるか分からないと1回で載せきれなくなってしまうかもしれません。
軽バンで回っているときに、急に大きな白菜が20個出てきたら、積めないので、逆の意味で、ツミます。(実際にあった話。)
なので、買取式で、大まかな量は把握しておく必要があります。

ということで、「駅前型」「集荷型」「買取型」は密接に連関しています

もうひとつだけ、買取型のメリットを付け足しておきます。

委託式は、農家が自由に価格を決めるため、農家どうしの価格競争になってしまうことが多いです。
直売所って安いよね!というイメージがあると思います。

でも、農業の業界としては、単価が安すぎるのが業界の課題だという話をよく聞きます。では、業界として、単価が安すぎるのにどうして値上げできないかといえば、業界内での競争が激しすぎるからです。
委託式の直売所では、そんな競争がごくごく狭い範囲、出荷している農家さんどうしのあいだで起きてしまうのです。農家さん自身が価格を決められることによる弊害です。だから多くの直売所は安いのです。

当社の販売価格は、その日その日の売り切れるギリギリの価格を付けようとします。店舗現場に価格を決める裁量があるからです。
A農家さんとB農家さんとのあいだで価格競争になるということはあまり起きません。
買取型にすることで、安売り競争を防止し、地域の農業を持続可能なものにしていくという機能もあるのです。

ということで、今回は、業界の事情もかいつまんで話しながら、ちょっとばかりマニアックな解説となりました。

残る一つのキーポイント「鮮度明記」については、日をあらためて書きたいと思います。

では、ぜひぜひ店頭にお越しください!
とくに武蔵小金井店へ!6月末までの臨時出店です。
 

■nonowa武蔵小金井フロアマップ こちらの「19番」です。
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ファンド情報

しゅんかしゅんかファンド
株式会社エマリコくにたち
集まっている金額
7,750,000 円 / 9,600,000 円
一口
54,000
会計期間
5
参加人数
82
残り日数
58
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
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